使用する塗料について
使用する塗料について
外壁塗装で使用する塗料は種類が豊富でそれぞれに【メリットデメリット】があります。
【この塗料でしたら、どのようなご自宅でも長持ちします!】などといった事はあり得ません。
【外壁や屋根の状態・塗装面の素材・近隣の風景】などによって最適な塗料は変更していきます。
そのため当社では、多くの種類の塗料を取り扱い【様々なメーカーの塗料】を組み合わせて
外壁・屋根塗装工事を行わせていただきます。
外壁塗装は下地を間違ったら終わり・・・
【外壁塗装】と聞きますと、高耐久な塗料・艶感の素晴らしい塗料を
上から塗装してきれいに仕上げる。といったイメージを持たれているお客様が多くおられます。
しかしながら、【塗装工事】で最も重要なのは【下地】となるのです。
高圧洗浄で長年の汚れを落とす。下地調整で劣化部分を補修する。
上塗りの密着性を高めるためにも【下塗り】を完璧な状態に仕上げる。
このように、【上に素晴らしい塗料】を塗装する事も勿論、重要となりますが【下地】を完璧にしなければ、全てが水の泡となるのです。
塗料の種類や耐用年数に関して
アクリル塗料
【アクリル塗料】はアクリル樹脂を主成分とする塗料となり、1950年頃
から製造が始まりました。
当時は人気を集め普及していましたが、その後【ウレタン塗料】
【シリコン塗料】などの高性能な塗料が開発され、現在の塗り替え
リフォームの現場での需要は少なくなっています。
耐用年数 4-6年
ウレタン塗料
【ウレタン塗料】の正式名称はポリウレタンといい、外壁や木部などの
塗装に使用されている塗料となります。
近年のウレタン塗料の主流は、アクリルポリオール樹脂を主材とする
【アクリルウレタン樹脂塗料】となり、仕上がりや耐久性は
【アクリル塗料】よりも優れている塗料となります。
耐用年数 5-7年
シリコン塗料
【シリコン塗料】はシリコン樹脂塗料とも言われ、アクリルシリコン系の
合成樹脂が主成分の塗料になります。
【機能性や耐久性】に優れているだけでなく価格もお手頃となり現代でも
外壁や屋根塗装に使われることが多く、汚れを弾く効果も抜群で定番の
塗料の一つとなります。
耐用年数 10年
ラジカル塗料
【ラジカル塗料】は酸化チタンが漏れだしてしまうことによって塗料が劣化
して生じる【チョーキング現象】を抑える効果が優れている塗料となります。
ラジカル塗料の【耐用年数は10年以上】と言われており、外壁塗装工事の中でも
人気のあるシリコン塗料よりも高い耐久性を持っています。
耐用年数 10-13年
フッ素塗料
【フッ素塗料】は塗料の耐久性を決める合成樹脂に、蛍石を原料と
したフッ素を配合した塗料です。
外壁塗装リフォームの主流である、【ウレタン塗料やシリコン塗料】よりも高価な塗料ですが、そのぶん耐久性能は優れております
耐用年数 13-15年
無機塗料
【無機塗料】は主に「無機物(炭素を含まないもの)」を混合して
製造された塗料となります。例えば、ガラスや鉱石などが無機物に
該当します。
無機塗料を使用する一番のメリットは耐候性の高さとなり耐用年数はフッ素を越えるの15-20年となります。
耐用年数 15-20年
塗料を選ぶ際のポイントをプロが解説
1. 塗料の耐用年数を比べてみる
【外壁塗装】を行う際に第一に考える事は【耐用年数】ではないでしょうか?
ご希望の耐用年数によって使用する塗料も異なり、勿論ですが工事金額も変わってきます。
そのため【10年耐久する塗料】が良いのか【20年耐久する塗料】が良いのかなどを
工事金額含めて検討することが大事なポイントとなります。
ちなみにですが、【10年耐久の塗料】と【20年耐久の塗料】では耐久年数は2倍ですが
【金額は2倍】にはなりません。※当社の見積形式
お見積りも無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。
2. 塗装を行う箇所の素材を確認する
【外壁塗装】を検討するにあたり、ご自宅の外壁材を知っておく事も重要なポイントです。
外壁の素材ごとに【最適な塗料】がございますので、外壁用の塗料だからといって
全ての外壁に適応される訳ではございません。
知識のない業者が適当に塗料を選んでしまい、【数年後に外壁が膨れてきた】などは良く
耳にする失敗談です。 塗装工事は施工不良があっても時間が経過しなければ症状が出て
きませんので、安心して任せられる業者を見抜く事が大事となります。
3. 自宅の造りや近隣の状態を確認する
【外壁塗装】を行う際に気を付けるポイントとして【景観】【近隣住宅】の問題もございます。
【景観】に関しては色が規制されている地域もあったり(観光地など) 住宅街でも派手な
色を選択してしまいますとクレームに繋がるケースもございます。
【近隣住宅】に関してですが塗料は匂いが発生してしまいますので住宅密集地では【水性塗料】
しか使えない事も多くございます。
様々な要因がございますので、お困り事がございましたらお気軽にお問い合わせください。