モルタル外壁は、名前の通り【セメント系】の外壁となり
1980年代に流行した外壁材となります。
現代では【窯業系サイディング】が主流となります。
新築で施工される事も少なくなりましたがデザイン性も
豊かな外壁材となります。
では、【モルタル外壁】は塗装に向いているのか
何か問題点などはあるのか…などを解説していきますので
是非最後までご覧ください!
【モルタル外壁】とはどんな外壁?
【モルタル外壁】とは1980年代に主流となった外壁材でしたが【作業の手間】が掛かることなどにより
現代でのシェア率は下がっております。
現代の新築では【窯業系サイディング】【金属サイディング】この2つの外壁が人気となっており、新築以外での
リフォーム現場でも多く使用されております。(カバー工法など)
【モルタル外壁】のメリットとデメリット
【モルタル外壁】のメリット
・強度があるため劣化しにくい
・デザイン性が豊富
・遮熱性能が高い
・外壁つなぎ目にシーリングが不要
【強度があるため劣化しにくい】
【モルタル外壁】は、セメント、砂、水とが素材となっておりますので【窯業系サイディング】や【金属サイディング】に比べても耐久性が高い外壁となります。
また、強風や台風などで飛来物がぶつかったとしても簡単には壊れない耐久性がございます。
【デザイン性が豊富】
モルタル外壁には大きく分けて【リシン】【スタッコ】【吹き付けタイル】などのデザインを付ける事が
主流となります。 また、コンクリートのような色味しか出来ないと思われがちですが様々なカラーに
する事が出来ますので【デザイン性】も自由に決める事が出来ます。
【遮熱性能が高い】
【金属サイディング】など熱伝導性が高いサイディングですと太陽光の熱により、室内の温度が上昇しやすく
なります。 そのため【屋根や金属サイディング】には遮熱塗料などの塗料を使用して温度を下げるような
高価な塗り替え工事が必要となります。
モルタル外壁は太陽光の熱により室内の温度が上昇する。といった事はほとんどありませんので
通常の外壁塗装工事で【防水性能】だけを復活させるのみで構いません。
【外壁つなぎ目にシーリングが不要】
【窯業系サイディング】や【金属サイディング】などの外壁ですと【シーリング防水】を行わなければならない
ケースがほとんどですが【モルタル外壁】の場合は基本的には必要ございません。
そのため外壁塗装の際に【シーリング防水】まで行う事がありませんので多少なり安価に工事が出来る割合が
高くなります。
【モルタル外壁】のデメリット
・クラック(ひび割れ)が発生しやすい
・仕上がりの差が職人によって変わりやすい
・汚れが目立ちやすい
【クラックが発生しやすい】
【モルタル外壁】の素材はセメントになりますので地震や地盤沈下などによりクラック(ひび割れ)が発生
しやすくなります。 クラックには、【ヘアークラック】【構造クラック】の2種類があります。
【ヘアークラック幅:0.3mm以下・深さ:4mm以下 構造クラック・幅:0.3mm以上・深さ:深さ4mm以上】
ヘアークラックの場合は今すぐ急いで補修する必要性はありませんが、構造クラックの場合は雨水が内部に入り込む
可能性がありますので注意が必要となります。
【仕上がりの差が職人によって変わりやすい】
【モルタル外壁】の場合は職人によって仕上がりの差が出やすくなっておりますので職人選びが重要なポイント
となります。 また、【スタッコ】【リシン】【吹き付けタイル】それぞれでデザイン性が変わりますので
左官屋さん、塗装屋さんそれぞれである程度経験値が無ければ仕上がりのクオリティにバラツキが生じてしまいます
【汚れが目立ちやすい】
砂やセメントを使用してデザイン性を高める。凹凸がでるように吹き付け塗装を行う。などの方法で
仕上げを行いますので【汚れ】がつきやすく【汚れが落ちにくい】といったデメリットがあります。
外壁塗装を行う際に、選択する塗料も重要になってきますので街の信頼できる業者にお任せしましょう。
【モルタル外壁】は塗装しても問題無いの?
【モルタル外壁】を塗装する事は基本的に可能となっておりますが気を付けたいポイントがあり
当社では、【4回塗り】で仕上げさせていただきます。
通常の外壁塗装は【3回塗り】で仕上げるのが通常の施工となるのですが【モルタル外壁】の場合は
塗料を吸い込んでしまいますので【下塗りを2回】行い塗料の吸い込みを止めてから色を付けていきます
通常通り【3回塗り】で仕上げてしまいますと【色ムラ】が出てしまいますのでモヤ―っとしたような
仕上がりになってしまう可能性が高くなります。
また、外壁塗装工事は今すぐに不具合が出る訳では無く2-3年後に【色ムラ】が発生してしまう。
というような事も十分に考えられます。
塗装する手間が掛かる場合は【費用が多少なり上がってしまう】事があります。
モルタル外壁/まとめ
新築ではあまり見掛ける事も少なくなっておりますが【耐久性】【遮熱性】が高い外壁となりますが
チョーキング現象やクラックなどが見受けられる場合は塗り替え工事を行う必要性があります。
【塗装回数】も経年劣化状況などにより変更していく必要がありますので、信頼できる業者に任せる事が
仕上がりのクオリティに関わってきます。
外壁塗装と同時に【シーリング防水】を行うケースが少なくなりますので費用感は多少なり下がりますが
塗装の回数により【職人の手間】が非常に掛かってしまうケースもございます。
お見積り・現地調査共に無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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