「色んな塗料があっていまいち分からない」
「業者ごとにオススメの塗料が全然違う」
「ウレタン塗料って外壁塗装に使っても大丈夫なの?」
塗装屋さんでなければ塗料の種類など分からないのが普通です。しかし、実際に我が家の外壁塗装となった際
業者のオススメを聞いて疑うことなく取り入れてしまっては危険な塗料も…
そこで今回は、「外壁塗装の際に使用するウレタン塗料」に関して詳しく解説します。
本当に自宅の外壁に使ってしまっても良いのか分かるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
ウレタン塗料ってどんな塗料なんだろう
ウレタン塗料とは正直に言ってしまうと「昔の主流な塗料」です。現代では【フッ素塗料】【無機塗料】などの
高耐久な塗料がドンドン開発されてきておりますが昔は「ウレタン塗料」が主流で使用されておりました。
ちなみにですが、現代の主流な塗料は「シリコン塗料」となっております。
じゃあウレタン塗料って使っちゃダメなの?
「昔の主流な塗料」となってしまいますが使用したらダメ。という訳ではありません。 現に今でもウレタン塗料
を使用した外壁塗装を行う業者もおりますし、お客様の予算上「ウレタン塗料しか使えない…」
という場合も勿論ございます。
当社の場合、ウレタン塗料は【木部の塗りつぶし塗装】などに使用します!
ウレタン塗料のメリット
・万能性が高い
・価格が安い
・「万能性が高い」という事は様々な部分に塗装が出来るという事です。
外壁は勿論の事、雨樋や破風板と言った付帯部や木部の塗装にも適しています。ウレタン塗料は質感が柔らかい
塗料となりますので幅広くオールマイティに塗装が出来る塗料となります。
・「価格が安い」という面に関して、塗料のランク付けをするのであれば
アクリル塗料⇒ウレタン塗料⇒シリコン塗料⇒ラジカル塗料⇒フッ素塗料⇒無機塗料
このような順位付けとなります(左のアクリル塗料から順に高級塗料となっていきます)
私共は一斗缶で購入するのですが「フッ素塗料」と比べてみますと3-4倍の価格差となってしまいます!
当然ですが【値段が安い=耐久性が低い】という事になりますのでお客様のライフスタイルに合わせて
ご検討いただく事が大切なポイントとなります。
ウレタン塗料のデメリット
・耐久性が低い
・「耐久性が低い」これはそのままの意味となりますが「現代の主流な塗料 シリコン」に比べても
数年早く劣化が始まってきてしまいます。
外壁塗装に「ウレタン塗料」を使用した場合、再度10年以内に塗り替え工事をしなければ
ならなくなってしまいます! せっかく足場を立てて工事をするのであれば最低でも10年は耐久してくれないと…
と考えるお客様も多くいらっしゃるかと思います。
逆に言うとDIYで塗装する、などでしたらオススメな塗料となります。
ウレタン塗料の1液と2液の違い
どの種類の塗料も同じですが「1液タイプ」と「2液タイプ」に分かれてきます。
・1液のウレタン塗料
1液の塗料ですと硬化剤を混ぜる必要がありませんので「シンナーや水」で希釈しそのまま塗装する事が出来ます!
そのためDIYで塗装するにも簡単に使用する事が出ます。
私共、塗装業者は基本的に2液の塗料を使用するのですが、保存方法は塗料の作り方などが素人向けでは無いので
DIYで塗装するのであれば1液をオススメします。
・2液のウレタン塗料
2液の塗料は主剤と硬化剤を混ぜて塗料を作ります。
1液に比べて塗装出来る素材の範囲が広がりますが取り扱いには色々と注意が必要となります。
実際に塗装を行う職人目線でぶっちゃけますと2液の方が同じ「ウレタン塗料」でも耐久性が良くなります。
1液の「ウレタン塗料」が5-7年程度の耐久性となるのですが2液の「ウレタン塗料」ですと10年前後は耐久
するような感覚があります。
勿論ですが、選ぶメーカーによって変わりますので全ての2液塗料が良いとは言えません
○○ペイントの2液ウレタン塗料は微妙だなぁ…
△△ペイントの2液ウレタンはオススメ出来る!
など実際に使ってみて成功体験や失敗体験をたくさん抱えていますので良し悪しが我々には分かっています。
ちなみにここでは良いウレタン塗料の情報は内緒にしておきます(笑)
ウレタン塗料の水性塗料と溶剤塗料の違い
全ての塗料同じですが「水性塗料」と「溶剤塗料」に別れます。
簡単に言ってしまうと塗料の希釈に【水】を使うのか【シンナー】を使うのかの違いとなります。
「水性塗料」の場合、臭気もほとんど気にならず塗装が出来ます。
「溶剤塗料」の場合、シンナーを使用しますので慣れていないとすぐに酔ってしまったり、具合が悪くなってしまう可能性があります。
私が初めて塗装屋に入社した時、初日から作業車の中のシンナー臭で頭が痛くなったのは忘れません…(笑)
水性塗料と溶剤塗料では耐久性に差が出てきます。
「水性塗料」と「溶剤塗料」を比べた際に、「溶剤塗料」のほうが耐久性が良くなります!
今では水性塗料も進化してきている!などと言う職人もおりますが水性はどこまでいっても水性だな。と感じており
当社では基本的に水性塗料は使用致しておりません。
また、水性塗料は使用出来る部分が限られてきますので注意が必要となります。
まとめ|ウレタン塗料
今回は「ウレタン塗料」に関して解説させていただきましたが
外壁塗装にウレタン塗料を使用するのはオススメしておりません!
木製破風板や付帯部・簡易的な木部の塗装には適しておりますので、付帯部には使用しても大丈夫です!
※2液の溶剤ウレタンがオススメ
勿論ケースバイケースとなりすのでご不安な事がございましたらお気軽にお問い合わせください。
現地調査・お見積り共に無料となっております♪
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