瓦屋根(漆喰工事)
瓦屋根の1番上にある【棟瓦】や【隅棟】を支えているのが【漆喰】で
あることはあまり知られておりません。
普段はあまり気にもされず、目立つ存在ではないですが瓦の接着剤
として詰められている大事な役割を果たしているのです。
しかし漆喰は、瓦よりも耐用年数が短く【15〜20年程度】でメンテナンスが必要となります。
漆喰部分が損傷してしまうと【瓦】が崩れてしまう危険性もあります
ので定期的なメンテナンスを心掛けましょう。
このような症状が出たら早めのメンテナンスを!
瓦屋根自体、地震の影響でズレてしまう事も十分にございますが
【漆喰】の劣化により瓦の接着が弱まってしまうケースもあります。
瓦の補修を行うお客様は多くおられますが【漆喰】まできちんと
お手入れされているケースはあまり見かけません。
【雨漏り】から守ってくれる大事な部分となりますので定期的な
メンテナンスをオススメしております。
瓦自体の耐用年数が60-80年と高耐久ですので、普段はあまり気にする事も無く、地震の後に壊れていないか確認してみる。というような
ケースが大半だと感じております。
しかし、瓦の耐用年数は長くなりますが【漆喰の耐用年数】は瓦より
短くなり15-20年となります。
そのため、瓦の補修は必要なくとも【漆喰】の補修は必要となります
台風後や大雨が降った後に瓦屋根が【土のようなもので汚れて
いる】というケースも良く目にします。
これは【漆喰】が剥がれ落ち、中に詰めてある【葺き土】が雨水により流れ出している事が大半です。
【葺き土】まで流出してしまいますと瓦の中が空洞となって
しまいますので【瓦】が崩れ落ちてしまう原因となります。
漆喰の補修を放置すると、予想以上のトラブルに繋がります!
瓦の崩れ
雨漏り
下地の劣化
漆喰が劣化してしまいますと瓦の内部が雨風で浸食されてしまい【瓦が崩れ落ちてしまう】原因となります。
漆喰が瓦の接着剤としての機能を果たせなくなると、瓦が浮いてしまい、そこから雨水が侵入し雨漏りを引き起きおこしてしまう事があります。
漆喰が劣化し、雨水が侵入し
下地が損傷してしまいますと
シロアリなども繁殖します。
下地を全て交換する。などの
大掛かりな工事になってしまい
ます
瓦を傷付けてしまわないように気をつけながら、既存の漆喰を
ハンマーなどを使用して撤去を行います。
この時に取り除いた漆喰の先にある【葺き土】も整えてあげる事で
新しい漆喰を綺麗に詰めることが出来るのです!
最終的には目に見えなくなる部分ですが、手を抜かず丁寧な
作業を心掛けていきます
既存漆喰の撤去が完了しましたら、新しい漆喰を準備し詰め込む
作業を進めていきます。
この作業で大切なのは【漆喰の量】です。多ければ多いほど良い。
というわけではありませんので、適切な量を熟練の職人が
判断しながら作業を進めて参ります。。
【漆喰】の詰め直しが必要な部分に漆喰を隙間なく詰めることが
出来ましたら作業完了となります。
はみ出てしまった漆喰や、汚してしまった部分を清掃しお引渡し
となります。
完工後も定期点検を欠かさず行い、漆喰が剥がれすぎないうちに
再度、【漆喰の補修工事】を行うようにしましょう
瓦屋根に使う漆喰は、【紫外線】【雨風】【湿度】などの自然災害などからダメージが徐々に
蓄積されていきます。
このような経年劣化は、どのご自宅の漆喰でも起こり得ますので定期的に点検や補修を行う
ことをオススメしております!